人気ブログランキング | 話題のタグを見る

からだに感謝する

震災の時はあたりまえの日常のありがたさに本当に感謝した。
でも時間が経つにつれ、わかっていながらも薄れる感覚・・・。

今回の入院と手術で、本当にからだに感謝した。
でもこの感覚は一生薄れないと思う。忘れようがないから。

そしてそれと同時に、震災の時感じた日常のありがたさを
日々あらためて感じるようになった。


手術の翌日すぐおならが出たことを看護師さんが喜んでくれた。
通常術後4日後にあるという便通が私は2日後にあり、
術後2日の午前中に自力歩行でトイレに行き、
尿道の管も抜いてもらうことが出来た。
看護師さんが「すごーい!」と感激してくれた。

ちゃんと内臓が働いてくれていることがどれだけ幸せなことか。


他の患者さんで、ちゃんとオシッコが出なかったり、
いつまでも出血が続いていたり、水が飲めなかったり、
吐き気がしていたり、熱が下がらなかったり、咳が止まらなかったり、
食欲がなかったり、ずっと痛みが続いている方もいて、
見ていて本当に大変そうだった。

私はみんなのヒーリングサポートもあって、何もかもすべて順調だった。
麻酔や痛み止めの効き方も絶妙だったし。
検査の時も薬品体に入るので、大量に水を飲んでガンガン排出していたし、
検査と手術の時以外は、とにかくもりもり食べて三食完食していた。


病院での生活は、毎日何度も体温を測り、血圧を測り、
オシッコや便通の回数をチェックして、食べて、
体がちゃんと機能するかを一日中詳細に観察する。


そして退院した今も、トイレに行く度に
ちゃんと排泄出来ること、腸がちゃんと働いてくれていること、
ちゃんと呼吸出来ていることに感謝する。
体のすべてが連携しあって機能してくれていることに感謝する。

人間の体はなんという素晴らしいシステムの中で営まれているかと
あらためて驚き、感動する毎日。

そして、このからだがあるからこそ出来る学びがどれほど多いことか。

かつて、意識さえ高ければ肉体は従うのだと思っていて
心と体を分離させてしまった時代があった。
やがて心と体の調和を感じられるようになったけれど、
まだまだ足りなかった部分、実感出来なかったところを
今、一から体験している。
by chandra-k | 2013-08-16 19:13
<< 再び生まれる いのちはいつだって歌っている >>