悲しみから希望の未来へ【東北希望の会 設立総会】

あの日のことは私にとっても一生忘れられません。
あの日から友人の珠ちゃんこと前川珠子さんは、
息子さんと生きるためにやれることは何でもやった。と言いました。

あの日珠ちゃんの最愛の、ちょっとはにかんだ笑顔がとても優しいご主人が亡くなりました。
珠ちゃんのご主人は大学の准教授で、過労自死でした。
あれから1年2ヶ月以上が過ぎました。


珠ちゃんは、共に真理を学ぶ仲間であったので
何からも逃げず、すべてと向き合い、隠すことなく語り、
悲しみも混迷も怒りもふくめてそのありのままをあらわし、行動し、
そしてそれを希望という光に変えてきました。


「過労死・過労自死していった故人が、不本意にも最後に残した痛みではなく、
彼らが生前わたしたちに注いでくれた愛情こそに目を向けて、そこを大切にして生きていきたい。」
と、珠ちゃんは言います。


どんな風にその人は生きたのか。
どんな風にその人は世界を見ていたのか。
どんな風にその人は家族やまわりの人を愛していたのか。
どんな風にその人は仕事が好きだったのか。
どんな風にその人は夢を語ったのか。

その人が生き、与えてくれたかけがえのない宝物に目を向けて。


珠ちゃんはこんな風に書いています。
「夫の夢はイグノーベル賞を取ることと、自分の学校を作ることでした。
(もっとたくさんあったのだと思いますが)
分子模型を手作りしてまで臨む講義は評価も高く、
彼の薫陶を受けた学生さんたちは、続々と科学の世界に魅了されてゆきました。

研究が大好きで、何十時間ぶっ続けで実験しても、まったく疲れを知らないようなひとでした。
... 震災復興の困難と、理想と、現実の矛盾のはざまで燃え尽きるように亡くなりましたが、
彼の精神はこれからもわたしたちのなかで、永遠に続いてゆくのだと思っています。

わたしはみんなのために自ら夢を実現しようとするすべての人を、力いっぱい応援します。
それぞれの夢の実現が、社会の全体の幸福につながることを信じます。」


珠ちゃんが行動する過程で知り合った遺族の方と共に会を立ち上げました。
【東北希望の会】という名前です。

珠ちゃんは言います。
「ものは分け合えばなくなりますが、希望は分け合えば分け合うほど大きくなります。

その、はじめは小さな希望を土台に、支えてくださる支援者の方や、
対立関係にあることが多い企業側のみなさん - 総体としての組織ではなく、
そのなかにいるひとりひとりの「人」と - 再び新たに、つながっていきたい。

そんな祈るような思いを込めて、この会の名称を【希望の会】としました。

ここから生まれる新しいつながりが、いつか社会全体を変えてくれることを、心から願っています。」


誰もが純粋に大好きなことをして輝いていられる社会でありますように。
純粋に人のための組織であり、人のためのルールでありますように。
誰もが幸せに生きるために働くことが出来る社会でありますように。


珠ちゃんは今までの過程をありのままブログに綴っています。
http://artandlove.exblog.jp/

そしてまもなく【東北希望の会 設立総会】が行われます。

過労死、過労自死遺族、本人、家族の会
~人を追い込む職場から、たすけあう職場へ~


日時:4/21(日)13時30分~(13時開場)

場所:仙台弁護士会館
仙台市青葉区一番町二丁目9-18
(あおば通り駅より青葉通りを直進、晩翠通りを左折してすぐ)

内容:過労自死遺族、当事者報告や今後の活動計画などの話し合いをする予定です。

是非まわりで遺族の方がいらしたらお声掛け下さい。
どなたでも参加出来ますので、希望の未来のためにご協力いただける方はご参加下さいね。


出来立ての東北希望の会のHPはこちら
http://www.karoushitouhoku.com/

そして弁護士さんのブログはこちら
(過労死・過労自死遺族の特殊な状況にも触れられています。)
http://doihouritu.blog.so-net.ne.jp/2013-04-12?fb_action_ids=321944467909111&fb_action_types=og.likes&fb_source=aggregation&fb_aggregation_id=246965925417366

珠ちゃんは言います。
「夫の件があって頭が痛くなるほど考えた結果、過労死は、特別な人間に起きる特別な出来事ではなく、個人の問題の上に人間性を無視した社会や組織の歪みが集中的に発現したことで引き起こされる、社会現象-社会による犯罪-なのだと思うようになりました。
だからこそ、日本中からこのようなことが、一件もなくなってほしい。」

「親の死によって素直に笑えなくなってしまった子供たちに子供らしくいられる場所をつくっていきたいと思います。
わたしたちは特別な力もない、単なる遺族に過ぎません。
意識的に誰かを癒すことも、救うこともできませんが、同じ痛みを抱える仲間が寄り添うことで、
互いを支える大きな力になるような気がするのです。」


また珠ちゃんは過労死弁護団の先生に労災申請をお願いする過程で、過労死防止基本法成立を目指す署名活動のことを知り、これなら自分にも協力することができると、7月から個人的に署名を集め1000人を集めました。
そして今新たな1000人目指して署名を行っています。
もしご協力下さる方は私も署名用紙を持っていますので、声をかけて下さい。
またはこちらからもダウンロード出来ます。
http://www.stopkaroshi.net/index.html

最後にもう一度珠ちゃんの言葉です。

「悲しみを抱きしめ、愛情を希望へ変えて、遺族、本人、家族、支援者が手をつなぎ、
支えあう、新しいつながりを作ってゆきましょう!」



悲しみから希望の未来へ。

どんな時も、一緒にずっとずっと希望の光を見ていこうね!
e0039323_036258.jpg


e0039323_1115151.jpg
e0039323_1121473.jpg

[PR]
by chandra-k | 2013-04-16 00:37
<< セラピスト講座第8期5月開講します。 レス・デューデックインタビュー >>