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愛を世界に発信する~サリーハウスから

愛を世界に発信する~サリーハウスから



東日本大震災被災者の自立復興支援・被災女性の雇用創出とコミュニティ醸成プロジェクトのキックオフのイベントが4/6に行われました。



友人のサリーちゃんこと田村咲里奈さんの家サリーハウスはコミュニティハウスとしてその拠点の一つとなり、
世界各地のヘンプ・麻の生地を使ったシーツや枕カバーを製品化し、世界各地で販売するというソーシャルビジネスを、今後展開していきます。



昼はサリーハウスを安倍昭恵総理夫人、イタリア、リトアニア大使館大使夫人が視察訪問。

夜はキックオフのパーティが行われました。

私と珠ちゃんはこのプロジェクトに関わりがあったためどちらにも参加&お手伝い。
パーティでは復興支援活動の説明と、サリーハウスについてのスピーチをさせていただきました。


珠ちゃんが素晴らしい波動が乗っていたと私のスピーチに大感激していたので私も満足。(笑)
(珠ちゃんはエネルギーが大好物だからね。笑)



ブログではエネルギーをそのまま再現出来ないけど(笑)話した内容はこんな感じ・・・・


「さりなさんはシングルマザーとして三人の子供達を育てていて、私はその友人です。

東日本大震災が起きた時、彼女は保育士として自宅のある山元町から遠く離れた仙台の保育所に通って働いていました。
当時は新設される保育所の主任も任されることになり、二つの保育所を掛け持ちしてもの朝から晩まで子供達のために一生懸命働いていました。

大地震が起きてすぐ、さりなさんは仙台から山元町のお子さんのところに車で向かいました。

お子さんがいるのは海のすぐ近くの学校です。
お子さんの名前を呼びながら、泣きながら車を運転していたそうです。
本当にその時のさりなさんの気持ちを思うと胸が苦しくなります。
生きた心地がしなかったと思います。


やがてお子さんが三人とも無事であるとわかった時、何が本当にいちばん大切かを感じ、これからはかけがえのない子供達との時間を大切にしようと、仕事を全部やめることを決意しました。



二番目の息子さんの小学校入学を目前に控え、山元町の家はすべて流されてしまったので、仙台で住む家をずっと探していましたがなかなか見つかりません。

その話を聞いて私は夫の実家が空き家になっていることを伝えました。


母が認知症と肺炎を患いホームで生活していたため、誰も住んでいない一軒家でした。
ただ母がどうなるかわからないため、本当は誰かに貸すということは一切考えていませんでした。


かつて毎日畳を水拭きするようなきれい好きだった母ですが、認知症になったため家は汚れ、荒れ放題、カビだらけ。
その上45年以上の家族の歴史を物語る荷物(家財道具や服など)が沢山あって、それはまるで時間が止まったゴミ屋敷のような状態だったのです。


さりなさんが住むところがないのならばと、家を見てもらいました。
その時、家のあまりの状態にさりなさんは「ここに住むのは無理」と思ったそうです。

でも一緒に見に来てくれたお嬢さんが「ここに住もう」と言った一言で、さりなさん一家はそこに住むことになりました。




とはいうものの、ゴミと荷物の量と言ったら、ほんとうにとんでもないものでした。

そこで私達と友人達、20代の甥っ子とその友人達、沢山の人達で家を片付け、ゴミや45年分家族の荷物を処分しました。
義妹が子供の頃描いた絵など思い出の品も沢山処分しましたが、私や義妹もさりなちゃんと家族のためじゃなかったらこの作業は出来なかったねとよく言っていたものです。


その後もまた友人達が集まり、壁を塗ったり、掃除をしたり、ペンキを塗ったりして、その家は風通しがよくなり、新しい命が吹き込まれ、生まれ変わって喜んでいるようでした。
そしてその家はサリーハウスと名づけられました。

実は義母は三週間前に亡くなりましたが、かつて自分が大切にしていた家がまた新たに息を吹き返したことを天国から喜んで見ていると思います。



さりなさんは子供達と一緒にいるためにヨガを習って先生になり、週に一回サリーハウスと、近所のコミュニティーセンターでママさんとおばあちゃんのためにヨガ教室を開いています。


それからサリーハウスでは「放課後子ども教室」というものを開いています。

それは自分の子供だけでなく、被災した子供や、不登校の子供、母子家庭の子供など、サポートが必要な子供達のためにその愛を広げ、みんなが週一回集まって、ボランティアの高校生や大学生に勉強を教えてもらったり、一緒に遊んだりしているのです。

もともと幼稚園の先生や保育士であったさりなさんの、色々と大変なことを抱えている子供達が少人数のかかわりの中で、豊かに成長して欲しいという想いがこめられています。

そして、毎週さりなさんは子供達とボランティアの学生さんのためにカレーを作っているのです。

このカレーを今日は安倍総理夫人、イタリア、リトアニア大使夫人にも召し上がっていただきました。


また、さりなさんのお母さんはサリーハウスで小中学生のために書道教室も開いています。


さりなさんの愛がサリーハウスの中で子供達に注がれ、あたたかく包みこんでいます。
そこには沢山の愛があふれているのです。


ただ週一回のヨガだけでは生活するのは困難です。

この新しいプロジェクトによって自立し、作った製品を通してそのあたたかな想いが紡がれて世界に発信されていくことを想うと本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。




大体こんなことをお話ししました。
みなさんの顔を見ながら、想いをこめて。

みなさん真剣に聴いてくださり、涙を流していらっしゃいました。



昼のサリーハウスでの視察では、イタリアやリトアニアの国旗をイメージした飾りや、
カレーはもちろん、みんなが持ち寄ったお料理や、抹茶、お花など
みんなの心のこもったおもてなしでみなさんをお迎えし、みなさんとっても喜んでいらっしゃいました。

とってもとってもあたたかなひとときでした。

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サリーちゃんのブログはこちら
「サリーハウス☆しあわせは日々の中にかくれんぼ」はこちら
http://cutysally.exblog.jp/21690708/
とってもあたたかなブログです。

「家をきれいにすることは、人生を美しくすることと同じ」byサリー



この復興支援雇用創出のソーシャルビジネスはサリーハウスと共に
同時に吉野明子さんの山元町の青いログハウスでもスタートしました。


ふたつのコミュニティハウスにみんながあたたかくつながり、
自立しながら世界ともつながっていけたら素敵だなぁと思っています。


そしてこんなプロジェクトを次々に実現してしまうスーパーネスンスアカデミックの河原裕子会長はチャーミングで素敵すぎ。
大きな視野で、宇宙の采配にしたがって行動しているので
沢山の人が気づいたらしあわせのマジックにまきこまれてしまう。(笑)
大好きな方です。


このプロジェクトを行っている
一般社団法人スーパーネスンスアカデミックのHPはこちら。
http://s-naissance-a.jimdo.com/news/

そして河原さんは世界一大きな絵のプロジェクトを行っているアース・アイデンティティプロジェクツの会長でもあります。
http://earth-identity-project.com/web/


2013年稲吉紘実先生著「絵のない絵本」の朗読と、世界一大きな絵を描くイベントを私が開催しましたが、その共催をして下さったのが河原さんです。


世界各国で描かれた絵は繋ぎ合わせて2016年のリオのオリンピックでお披露目されますが、
今年の8月3日には宮城県35市町村の子供たちの絵とサウジアラビアで描かれた絵をつなげた
「世界一大きな絵2015日本サウジアラビア国交樹立60周年記念」のイベントがシェルコム仙台で開催されます。

今回のパーティはこのイベントのキックオフもかねていました。

世界中の子供達が描いた絵がつながって大きな絵になるって素敵です。


それぞればらばらの個性があるけれど、それを多様性として喜び、それが繋がった時
調和のとれたひとつの大きなアートになるというのが、地球の未来の希望をあらわしているようです。

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by chandra-k | 2015-04-08 11:48
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