人気ブログランキング | 話題のタグを見る

想いを伝えるということ④

4月に仙台で行われた大宮エリーさんの
「思いを伝えるということ展」を思い出していた。

特に、「心の箱」のインスタレーションについて。

白い箱それぞれに「切なさ」「喜び」「寂しさ」「憂鬱」
「嫉妬」「愛しさ」「哀しみ」「虚しさ」と書いてある。

心に触れることができます
手を入れて
その感触だけで 
こころの状態を
感じ取ってください

と、あった。

誰もがおそるおそる手を入れる。

そして・・・触れた感触・・・。

ピンとはりつめていたり、
ふわふわ、ぷにゅぷにゅしていたり、
ごつごつしていたり・・・・。

「哀しみ」は、手で触れると小さく震えて
愛おしくて、抱きしめてあげたくなった。


触れることで、触れた方も、触れられた方も何かが変化する。
愛しくて、抱きしめたい想いは、何かを溶かしてゆく。


そのインスタレーションは、裏にまわると、
箱の中に何があるのか目にすることが出来る。

そしてまた、誰かがおそるおそる箱の中に手を入れる瞬間を見ることも出来た。

誰でも誰かの心の中に思いに触れようとする時
そんな風に、ちょっととまどいながら、
でも心を震わせながら、そっと手をさし出すのだろう。



いくらエネルギーで伝わっても、(エネルギーもものすごく大切だけど)
実際に触れたり、味わったりすることで大きく何かが動く。

そして、もしかすると、
「裏が見えると、種明かしで、なーんだ」って思うように、
シェアしてみると、問題が問題ではなく、
シンプルでわかりやすくて、たいしたことなかったりもする。



もしかしたら、伝わらなかったり、
意に反したことになってしまうかもしれないけど、
それでも、言葉で伝えたり、行動することで初めて
ダイナミックなエネルギーの交流が起きるのだ。


何かの扉がダイレクトに開く。


あのインスタレーションで感じたことを、
自分が言葉で伝えたことで、実感した。
想いを伝えるということ④_e0039323_20161589.jpg

想いを伝えるということ④_e0039323_20163768.jpg

by chandra-k | 2013-08-11 20:18 | 病床波動日記
<< 伝えなかった想い 想いを伝えるということ③両親へ >>